作家詳細
「あちら側の世界」を表現するアーティスト。
デビュー時にはAdobeのIllustratorを駆使した作品が主流だったが、その後、デジタルアニメーション、彫刻作品を経て直筆の作品へと移行してきた。
画の内容は日本的な妖怪と墓場の亡霊、つまり、異界との対話がメインである。そのためか、10年以上、墓場の横に住み続けた。
村上隆率いるKaikai Kikiギャラリーに所属している実力派作家であり、国際的に高い評価を獲得している。今後、日本のアートシーンを彩る新世代の女性アーティストとして活躍が期待される存在で、今後も目が離せない。
作品詳細
たかおか画廊では青島千穂の版画をお値打ち価格で取り扱っております。青島はスーパーフラットムーブメントに含まれているアーティスト。 「スーパーフラット」とはこの数年来、現代芸術家の村上隆が積極的に提言している芸術運動、概念です。 平板で余白が多く、奥行きに欠け遠近法的な知覚を拒むなど、 伝統的な日本画とアニメーションのセル画とに共通してみられる造形上の特徴を抽出したもの。 青島本人もその特徴は自身の作品に存在すると認めています。 作品では、伝統的な日本がを描くことによって、平面視覚でのアートを表現しており、時として描かれる残酷な人間が切り刻まれるカタストロフシーンや、自然が荒れ狂う災害のイメージが、 暴力的な色合いと相まって野蛮で恐ろしい心の吐露かと思われますが、 逆に作家本人のそうしたこの世の恐怖へのプリミティブな反応がそのまま出てきていると言える作風になっています。