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作家詳細Biography

学生時代から人物デッサンに興味を持つとともに、グラフィティアーティストとして福岡を拠点に2006年頃から活動を開始。そのエッセンスをストリートアートに落とし込もうと、平面の世界観でモノクロの人物画を描くようになる。 ポートレート画をステッカーにして、あらゆる場所に貼っていく中で徐々に認知度が上がり、活動拠点である福岡のストリートから頭角を現すようになった。
2010年頃にクールな表情の女性を描く現在のスタイルを確立すると、1980年代の大衆文化を独自に解釈し生まれたKYNEのアートは、ファインアートの世界でも評価が高まるようになり、2018年11月に開催された国内最大のSBIアートオークションで、その時に出品された3作品がいずれも予想価格の10倍を越え、オークションの顔の一人になるなど、国内アートマーケットではバンクシーも超えるほどの注目を集めている。
海外を含む多くのギャラリーや作品展も開催、大手新聞社主催の広告金賞を受賞するなど国内外で注目を集め続け活動範囲を広げている。 ファッション界、アート界、芸能界などにも多くのコレクターがおり、今後、更なる飛躍が期待されるストリート上がりのアーティストである。
1988年 | 福岡県出身。素顔はNG。 |
2006年 | この頃より活動を始める |
2010年 | 現在のクールな女性スタイルを確立 |
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作品詳細Work Detail

高校時代に油絵を学んでいたKYNE。 大学に進学した際、日本画の教師から「日本画コースに来なよ」と声をかけられた事や、学校で学ぶなら道具も知らない技法に挑戦しようと思い日本画の道へ進んだ。 油絵では画面上で絵を作るよう教わったが、日本画は下地をきちんと作ってから、原寸大におこす必要がある。 その日本画のプロセスが、現在KYNEの作品制作プロセスのベースになっている。 また、作品の線がパキっと白黒になっているのはグラフィティの影響。 ストリート時代にポスターやステッカーでは耐光性が重要で、淡い色を使うとすぐ太陽の光で飛んでしまったり、白黒でパキっとした画の方が街中で目に留まりやすかったり、様々な工夫がされている。